【文庫】親不孝通りディテクティブ

これも…某サイトにて既出のレビューです。
……まぁどーせどっちも私が書いてるモンやし。
若干こっちのほーが詳しく書いてる（向こうは文字数制限あるからさ）し。

ってコトで☆



=========================================

タイトル：親不孝通りディテクティブ
著者：北森鴻
出版：講談社文庫

=================あらすじ=================

舞台は福岡。
「博多」と言えば屋台が有名。
中でも数多くの屋台店舗がひしめく長浜、中洲、天神地区を舞台に
屋台の親父（といっても二十代らしい）「鴨志田鉄樹」とその旧友「根岸球太」が
物騒な事件に関わって行く。

六編で構成される短編集。

=========================================

方言が見事に決まっているフィクション作品！
それが第一の感想でした。

中には
「えー、そんなオチ？これで終わり？？」
と、ちょっと物足りない締めの話もあるものの
博多の屋台の賑やかしさと店内の独特の雰囲気が全体にあふれていて
かなりスピーディにサクサク読めます。

最初のほうは鉄樹（テッキ）も球太（キュータ）もちょっとマヌケっぽいけど
読み進むにつれ２人の役割がきちんと整って行く。

ラストはかなり感心…というか、私的にスッキリするもので
全体を通して良い印象が得られる作品だったです。


そんなにヤヤコシイ話もなく、軽く読めるのになかなか深い。

コレ面白い！と自信を持ってオススメできますね、これは。



親不孝通りディテクティブ