はなぶろ 【文庫】花の下にて春死なむ 忍者ブログ
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まったく私事ですが、本日は友人宅で鉄板焼きパーティ♪
とかゆーシャレたまねをする予定なのです。

その当該友人というのが私に数々の文庫本を供給してくれてる方でして。

…記事として脈絡ないですが、とりあえず【花の下にて春死なむ】について☆



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タイトル:花の下にて春死なむ
著者:北森 鴻
出版:講談社文庫

=================あらすじ=================

ビアバー「香菜里屋」のマスター、工藤と
香菜里屋に訪れる常連客たち。

香菜里屋のカウンターで語られる、謎と人生の悲哀。



年老いた俳人、片岡草魚が独り部屋で死んだ。
物語は火葬場からスタートする。

草魚の葬儀に参列した飯島七織は香菜里屋の常連客で
マスターにその話をするうちに、七織は草魚の過去を
知りたくなり…

草魚の死にまつわる話が表題作の短編集。
全六編収録。

=========================================



最近なんか短編集づいてますが、基本的に短編は大好きです。
(星新一とか私の中じゃ神レベル☆)


この一連の作品集に通じるのは、まず香菜里屋というビアバー。
これがまた美味そうな料理…酒の肴として最高っぽいものを
よく出すのでございますよ。

酒好きな私としてはその料理にばかり目が行ってしまう傾向に
ありますが、謎もなかなかに美味。



…表題作における謎の謎たる部分がよくわかんなかったのは
きっとそのせいだったと思います。

あと、あらすじのところで「俳句」って言いましたが
実はあれ、俳句じゃないです。
自由律句というものだそーで、五・七・五の俳句とは違う。


まぁそれ自体、特にミステリには関係ないす。
…いや、関係あるか。
これを読み解く心意気があればもちょっと楽しめたのかしらね。



でも感想としては…なかなか良かった。

謎としてわかりにくい部分はあったし、工藤を探偵役として置くのに
その魅力がイマイチ伝わらない。
そのためにちょっと焦点がボヤけたりってのはあったものの、
全体を通してきれいにまとまっている。と、思う。


表題作が最初に来て、その続編のような「魚の交わり」という話が
最後に来たってのも「1冊」としてきれいな感じ。
悪印象はないっす。


ただ…きれいにまとまり過ぎてる感はちょっとあるかしら?

通勤、通学の途中の電車で読むにはなかなかもってこいですな。
ちなみに私は昼休みに読んでました。

どーーーしても続きが読みたい!って系じゃなく
謎を舌の上でゴロゴロ転がして味わいたい、という人向けか。
(某ネウロ氏には向いてないw)


しかし…「七皿は多すぎる」はかなり気になる……





花の下にて春死なむ




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