【文庫】魔神の遊戯

随分前に読んで…
また机の左手のキャビネット（っぽいもの）の上に
放置していたモノでした。

いや、でも推理作家さんの中では
一番好きなんですよ島田荘司。マジで。



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タイトル：魔神の遊戯
著者：島田 荘司
出版：文春文庫

=================あらすじ=================

幼い頃から精神病院に入れられていたロドニー。
薬の副作用で昏睡状態に陥り、目覚めた時には天才画家になっていた。

ネス湖のほとりにある寒村「ティモシー」と
ロドニーがひたすらに、その風景を描く架空の村「キャノン」。
ロドニーが描く世界は、記憶の中の風景。

キャノンはティモシーなのか？
描かれているのは過去の記憶か、未来からの記憶か…



ティモシーを舞台に、突如発生した連続バラバラ殺人。
ジュイッシュ、旧約聖書、オーロラ、
そして魔神の咆哮の如く響く轟音。

スウェーデン、ウプサラ大から来たミタライ教授が謎に挑む。

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さっきも書きましたがかなり前に読んだこの作品。
レビューを書くにあたって再度読み返しましたが

いやーーーー
やっぱおもろいわ。


若かりし日の御手洗とはまた違う御手洗潔。
最近出る御手洗シリーズはみんなこんな感じですが
まぁあれだけの天才ですから…
キャラとして例えるならドラゴンボールの孫悟空よね。
敵なし。

が、ゆえに下手な事件じゃそれこそハナシにならない。

御手洗が日本を出てからのシリーズは
どーやってみ御手洗を引っ張り出してくるかってのも
難しいところだとは思います。

んで、この【魔神の遊戯 (文春文庫)】は
正直なところ
だよねーーーーーー
と呟いてしまったよな…

御手洗好きならからくりの一部はスグにわかる感じですが
島田荘司のすごいところは、それも含めて
楽しめる作品に仕上がってるところかと。


わたくし的には、ラストのセリフがたまらん。
個人的「サイコーなセリフ」ベストに入るね。
（ちなみにベストセリフには「絡新婦の理」の最初＆最後とかがランクインしてますw）



しかし…占星術が発表されてから…
つまり御手洗潔がこの世に出てからもう27年も経つのね。

辛うじて占星術をリアル（出版直後とゆー意味ね）で読んだワケじゃないですが
そもそもミステリにハマるきっかけになった
綾辻行人の【殺人鬼】が94年らしいので……
なんだかんだでもうこの10年ぐらいは
ミステリばっか読んでるワケですな自分。
（それまではホラー＆グロ専門でした）


ミステリに出会えてよかった。
本気でそう思わせてくれる御手洗探偵に出会えてよかったですよ。




……やべぇ、オチてない……とか思いつつ、今宵はこれで失礼します。